Apple OneというAppleのサブスクサービスセットプランに加入していて、それに含まれるiCloud+の機能でメールの独自ドメインが使えるので設定してみた。
概要
- iCloud+のカスタムメールドメインという機能
- iCloudメールで独自ドメインが使えるようになる
- 新規でメールアドレスを取得できるわけではなく、あくまでApple IDのメールアドレス(@me.comか@icloud.com)のエイリアス的に動作する
- 専用のSPF/DKIM設定が可能でありEnvelope-Fromも独自ドメインになるため、外からは普通のメールに見える
Pros
- 安い
- Apple One契約者なら実質無料(JARO案件)、iCloud+単体でも2022年9月現在月額130円で、カスタムドメインのみならずオンラインストレージ50GBなど諸々ついてくる
- “Hide My Email"が、ちょうど実験したかったDMARCのレポート先指定するのに便利でよかった
- Apple One契約者なら実質無料(JARO案件)、iCloud+単体でも2022年9月現在月額130円で、カスタムドメインのみならずオンラインストレージ50GBなど諸々ついてくる
- 設定が簡単
- 自らドメインを取得できる人なら下記の通りで特に迷わないはず
- iCloud.comでiCloudメールにカスタムメールドメインを追加する - Apple サポート (日本)
Cons
- Google WorkspaceでもMS365でもない
- 昨今大半の企業はGmailかOutlookを使っていると思うので、仕事で使う場合そのへんとの連携は当然だができない(CalendarとかMeetとか)
謎だったところ
今回設定したドメインはCloudflare DNSでホストしている。
カスタムメールドメイン設定の途中でドメイン認証用のDNSレコードを登録する手順があり、Cloudflare DNSの場合はiCloudの設定画面から直接Cloudflareにリダイレクトして承認したら自動でレコード追加される親切設計になっていた。
で、ポチポチ承認しようと思ったら確認画面でなぜか関係ないCloudflare Pages用のレコードを削除します的なダイアログが出てきた。
一過性のバグなのか表示だけの問題なのか分からなかったが、個人サイトなので何かあったら復旧すればヨシと判断して承認したところ、本当にレコードが消えてしまった…(すぐ手で直した)。
深掘りしていないので謎ですが、もし同じような現象に遭遇した場合は承認前のチェックと心の準備を忘れずに。
以上、iCloudメールってあまり使われていない印象ですが要件に合いそうな方は試してみてください。