モニターアームの設置場所を模索する

December 1, 2020

ここのところずっと在宅勤務のため、自宅に据え付けの机で作業している。
その机は奥行きが60cmとあまり広くないところに液晶モニターを置いており、もうちょっとすっきりさせたいなという気持ちがあった。
そもそもラップトップ1台でシンプルに、も考えたが、一度慣れちゃうとなかなかねということで、いわゆるモニターアームを買っていい感じにできないか試してみることにした。

買ったもの

あまり詳しくないのでざっと探してみて、Amazonベーシックのシングルディスプレイタイプのやつを買うことにした。
Amazonベーシック モニターアーム シングル ディスプレイタイプ ブラック

エルゴトロン社のOEMらしく変なものでもないだろうということと、思い立ったのがAmazonのブラックフライデーセール直前だったのできっともうすぐ安くなるだろうということで。
はたしてだいぶ安くなったのでセール開始日にポチった。

計画

当初はこのアームを使って上からモニターを吊るせないかと考えていた。
説明が難しいのですが、机の上にこれまた据え付けの可動式棚板が設置されていて、可動式ゆえ壁側にわずかに隙間がある。その隙間にアームを固定するクランプを差し込み固定すれば吊り下げることができるのではないかと予想していた。きっと同じことをやっている人がいるだろうと思ってググったところ、見事に誰もいなかった。
その時点で何か変なことやろうとしてると気づくべきだったのである。

到着そして開封

箱を開けると以下のパーツが入っていた。
作業に必要な六角レンチが同梱されているのは親切。

実地検証

クランプ部分を棚板の後ろに差し込めそうか確認したところ、想定通り特に問題なくいけそうだった。


見づらいですがこんな感じ。ちなみに銀色の留め具は取り外しできる。

しかしそもそもの構造に問題(製品には1ミリも問題はない。お前の無計画さが問題だ)があった。
先ほどの写真の通りアームはもともと固定されているわけではなく、各パーツを順番にスポッと上から差し込んで組み立てていく仕組みになっている。
上から差し込んでいくということは、当然ひっくり返したら下に落ちていく。つまりひっくり返してぶら下げるという使い方はできないのである。
厳密にはやってできないことはなさそうだった。差し込んだ後に可動部分の固さを調整するためのネジがあり、限界まで締めると完全に固定できる。そうすれば逆さにしても落ちない。
しかし明らかに想定された使い方ではないし、何よりインフラエンジニアとしての勘が事故るからやめておけとささやいてくるので、吊り下げ計画はここで断念した。

計画(再)

さて、ではどうしようということで。机の天板は完全に壁に固定されていてクランプを差し込む隙間はない。
困ったなーと説明書をパラパラ見ていたら、なんとクランプを使わないもう一つの設置方法があることが分かった。
説明が難しいので説明書を引用するとこういうことになる。


もともと付いているクランプ部分を外し、代わりに長いネジの棒を取り付ける。そしてその棒を取り付け場所の穴に差し込み、下からナットでギュッと締め付けて固定する。もちろん必要な部品は全て付属している。

この方法は製品ページに説明がなかったと思いますが、設置できる場所がかなり広がると思うのでもっとアピールしたらいいんじゃないだろうか。あんまりやる人いないのですかね。

ともあれ幸いなことに、天板には配線用にあけてもらった直径5cmほどの穴がある。これを使えば設置できそうである。
しかしアームの台座が穴を塞いでしまいもとの用途であるケーブルを通せなくなってしまわないか懸念された。

実地検証(再)

とりあえずやってみた。すると。


おお、ギリギリいける・・・!

というわけで

このようになった。


使わない時に折りたたんで片付けられるのと、モニター下がすっきりするのは良い。
しかしだいぶフットプリントは小さくなったとはいえ、吊り下げて机には何も置かない当初予定に比べるとそれなりに存在感は出てしまう。
どうするのがいいかな。壁掛けにしてしまうと動かせないしやり直しがきかない。何とか吊り下げる方法はないだろうか。またはやはりラップトップ1台のミニマリストスタイルに慣れるべく修行すべきだろうか。こういうの得意な方がいたら助言をください。

以上、かなり限定的なケースでの話にお付き合いいただきありがとうございました。何かしら誰かの役に立つことがあれば幸いです(ないか)。

@j_untanaka on Twitter